家庭で使える、環境、人に無害な酸化殺菌剤 Oxidizers

ClO2

MMS1(ClO2), MMS2(さらし粉



亜塩素酸ナトリウム(安定化酸素 stabilized oxygen)

NaClO2 (22.4%-25%溶液)(sodium chlorite)
注)「亜塩素酸ナトリウム」ではナイ

その人体への有用性から、ジム・ハンブル (Jim Humble) は「亜塩素酸ナトリウム」を MMS (Miracle Mineral Solution) と命名し、活用方法を公開しています。

現在は、(Master Mineral Solution)と呼ばれています。

亜塩素酸ナトリウムは薬ではなくミネラルです。
(ミネラルとは、栄養素としての無機質のことです。カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・燐・硫黄・鉄などの無機塩類。ごく少量で生理機能に重要な作用をします。)

一般に「亜塩素酸ナトリウム」は

  • 食品の殺菌
  • 飲料水の浄水
  • 医療器具の消毒

などに利用されています。


二酸化塩素 ClO2 (chlorine dioxide)

「亜塩素酸ナトリウム」 (22.4% - 25%) を水やクエン酸などで活性化させると、「二酸化塩素ガス」が発生します。

クエン酸 C6H8O7 (citric acid)
二酸化塩素 ClO2 (chlorine dioxide)

5NaClO2(亜塩素酸ナトリウム)+ 4HCl(塩酸 ※1)→ 4ClO2(二酸化塩素) + 5NaCl(塩化ナトリウム)+ 2H2O
ClO2 → Cl + 2O(発生期の酸素)
※1 クエン酸 HOOCCH2O(OH)(COOH)CH2COOHでも代用可。

15NaClO2 + 4HO2CC(OH)(CH2CO2H)2 → 12ClO2 + 4C6H5Na3O7 +3NaCl + 6H2O

「二酸化塩素」(ClO2) は、「亜塩素酸ナトリウム」と「クエン酸」などから生成される気体。
一見塩素殺菌のような名称ですが、実は二酸化塩素の分解時にできる「発生期の酸素(活性酸素)」を利用した「酸化殺菌」です。

酸素 (O2) は発生時には O の状態(イオン化していない)で存在し、このときの酸化力は、 O2 の時とは比較できないほど強力で殺菌に利用されています。


二酸化塩素殺菌の特徴

「塩素殺菌」と比べて「二酸化塩素殺菌」には、 大きく4 つの特徴があります。

  1. トリハロメタンなどの有害物質がほとんど発生しない。
    有機物の多い水の塩素殺菌では、同時にトリハロメタンなどが生成される。
  2. 塩素殺菌より殺菌力が強い。(塩素の2.6倍)
  3. 反応が早い。(塩素の約3倍)
    水道浄水での除鉄・除マンガン処理では、塩素に比べて約3倍の反応速度。
  4. pH 値に左右されない効果。
    幅広い pH 値の中で安定した殺菌効果を発揮することができます。

「亜塩素酸ナトリウム」による「二酸化塩素殺菌」(酸素による酸化殺菌のこと)の場合、有害な「塩素化合物」の生成はありません

残念ながら、日本における水道水の殺菌は、「次亜塩素酸ナトリウム」による「塩素化殺菌」であるために塩素化合物の「トリハロメタン」による「発がん物質」の生成が問題となっています。

飲料水の殺菌方法として普及しています。

  • 保存安定性に優れており、長期間に渡り安定した殺菌力を維持。
  • 酸化力が穏やかであり、野菜類を傷めない。
  • pHコ ントロールにより殺菌効果を制御可能。
  • 有機物に対する反応機構が塩素化反応ではなく酸化反応のため、トリハロメタンを生成しない
  • アメリカをはじめ、カナダやドイツ、イタリア、韓国で公共水道の殺菌浄水に用いられている。


ハリケーン・カトリーナ災害後の建物のカビ除去

「二酸化塩素ガス」を用いた建物全体のカビ除去がなされています。建物全体をカバーで覆い、「二酸化塩素ガス」を送り込みます。普通の住宅の場合、半日から1日で建物内の全てのカビ、微生物が殺菌・消滅し、悪臭も完全に消失しています。

上記の状況を伝えるビデオ
ビデオは、英語です。その中で、「二酸化塩素ガス」が「炭疽菌」(anthrax) を殺菌できるとの言及も聞けます。強力な黒カビも、全て消滅しています。


活性化亜塩素酸ナトリウム液 3 滴の「二酸化塩素」濃度

  • 3 滴には、1.5mg の「二酸化塩素」があります。
  • それを 4 オンス(コップ半分、100ml)の水と混ぜると、濃度は、0.0015% (15ppm)となります。

1.5mg/100g = 15*1/10^6 で15ppm


次亜塩素酸カルシウム Ca(ClO)2 (calcium hypochlorite)

危険な取り合わせ
DMSOと次亜塩素酸カルシウム(mms2)を混ぜると即発火し燃焼が生じます。

DMSOと次亜塩素酸カルシウム(mms2) を混ぜたり同時に飲んだりしないでください。
持ち運ぶときもDMSOと次亜塩素酸カルシウムは同じバックに入れてはいけません。郵送などの際は適切に梱包してください。


次亜塩素酸カルシウムはさらし粉のことです。 注)次亜塩素酸ナトリウムではナイ

ハイクロンFH 2kg 10袋 (高度さらし粉)

次亜塩素酸カルシウムは水に溶解し次亜塩素酸を生成する。


次亜塩素酸 HClO (hypochlorous acid)

  • 温泉、プールの殺菌消毒、病院の床の消毒などに用いられている。
  • 免疫は、「. . . 」を生成して解毒・殺菌をしている。


有効塩素

  • さらし粉を漂白に使用する時に生まれた用語、効き目を表す値。
  • 漂白とは酸化作用であり、次亜塩素酸の作用(酸化)に起因する。
  • 塩素は水に溶解すると「次亜塩素酸」を生成。
    Cl2 + H2O → HClO + HCl
    次亜塩素酸1molは塩素1molに相当し、酸素1原子が含まれている。


さらし粉の用途


用途さらし粉残留塩素
浴槽の除菌・ぬめり防止水1m3に2~3g1.4~2mg/L
浴槽の有機物(脂)の分解水1m3に7~14g5~10mg/L
生野菜、果物の除菌バケツ1杯の水に2g100mg/L
食器、まな板、調理台の除菌、防臭バケツ1杯の水に2g100mg/L
茶わんの茶しぶ取り茶わん1杯の水に1g5,000mg/L
ふきん類の除菌、脱臭、漂白バケツ1杯の水に4g200mg/L
しみぬき、ドブの脱臭バケツ1杯の水に30g1,500mg/L
洗濯物の除菌、脱臭、漂白バケツ1杯の水に10~20g500~1000mg/L

(バケツ1杯は14L、mg/Lは1ppm、100mg/Lは100ppmで0.01%)


さらし粉のミネラルとしての利用方法

注)さらし粉は次亜塩素酸カルシウムのことです。次亜塩素酸ナトリウムではありません。

ジム・ハンブルは、次亜塩素酸カルシウムをミネラルとして用いています。

  • MMS1 亜塩素酸ナトリウム NaClO2 sodium chlorite(安定化酸素)
  • MMS2 次亜塩素酸カルシウム Ca(ClO)2 calcium hypochloriteさらし粉

さらし粉のミネラルとしての活用方法はネットで検索してください。


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