家庭で使える、環境、人に無害な酸化殺菌剤 Oxidizers

venom

MMS1を用いた蛇毒、スズメバチ毒の解毒


蛇毒の解毒

事例が少ないため完成したプロトコルではありませんが、いくつかの例があります。

小型犬がガラガラ蛇に噛まれたケース
MMSを用いて2日後に回復

蛇毒は複雑な分子ですが、二酸化塩素により分解されます。
状況を悪化させるので、蛇に噛まれた箇所を切り開かない。

噛まれたら、直ちに以下のプロトコルを実行する。

活性化MMSを12滴を飲む
同時に噛まれた患部に以下の蛇毒用パッチを当てる。
蛇毒用パッチでは、DMSOは添加しない。(DMSOにより蛇毒が容易に体内に広め浸透するため)

活性化MMSを10滴+水20滴(水は水道水は使わない)をガーゼに吸わせてパッチを作る。

ガーゼの大きさ(厚さなど)に合わせて二酸化塩素水の量は増やすと良い。(活性化MMS-1滴に対して水は2滴の割合)

二酸化塩素水パッチを、15-20分患部に当てる。それ以上は当てない。
1時間後に、新しパッチを、同じように15-20分患部に当てる。

その後、3時間おきに、新しパッチを、同じように15-20分患部に当てる。(3時間おき24時間続ける)

プロトコル1000を継続しながら、パッチも継続する。(アラームで起きて実施しますので仮眠しかできません。)
二酸化塩素パッチの刺激が強すぎる場合は、水を加えて薄めると良い。

1時間半後に、活性化MMSを6滴を飲む
1時間半後に、活性化MMSを6滴を飲む
1時間後に、プロトコル1000を実施する。(1時間おきに活性化MMSを3滴ずつ飲む。1日8回)
プロトコル1000を少なくとも2週間実施、必要であれば、さらに延長する。
ヘルクスハイマー反応による不快感がひどければ、適数を1/2に減らして継続する。


ハチ、スズメバチの毒の解毒

  • ハチ毒の解毒は、ベーキング・ソーダペイスト
  • スズメバチの毒の解毒は、酢


ハチ毒の解毒

ハチ毒は酸性なので、クエン酸と反応させて二酸化塩素を発送させず、亜塩素酸ナトリウム(MMS1)だけ用いる。
亜塩素酸ナトリウム水溶液(MMS1)は、強アルカリ。

ステップ 1 
直ちに活性化MMS-6滴を飲む。1時間半後に活性化MMS-6滴を飲む。
吐き気がした場合、水を少し飲んで吐くと良い。それで毒を吐き出せる。

ステップ 2
ハチ毒の場合は、亜塩素酸なナトリウム水溶液(MMS1)だけ4-5適を容器に落とし、指を浸して刺された箇所にすり込む。
痛みが消えるまで、5分間隔で1時間つづける。
痛みが消えたら、または1時間経ったら水で患部の亜塩素酸ナトリウムを洗い流す。
1時間経っても痛みが残っている場合は、活性化MMS‐3滴を水で薄めずに刺された患部にすり込む。これを5分間隔で30分つづける。


スズメバチ毒の解毒

スズメバチ毒はアルカリ性なので、4%塩酸か50%クエン酸で中和する。

ステップ 1 
直ちに活性化MMS-6滴を飲む。1時間半後に活性化MMS-6滴を飲む。
吐き気がした場合、水を少し飲んで吐くと良い。それで毒を吐き出せる。

ステップ 2
スズメバチ毒の場合は、4%塩酸、50%クエン酸、レモン、酢のいずれかを4-5滴を容器に落とし、指を浸して刺された箇所にすり込む。
刺された箇所だけにつけるように。なるべく周囲の皮膚につけないようにする。
痛みが消えるまで、5分間隔で1時間つづける。
痛みが消えたら、または1時間経ったら水で患部を洗い流す。
1時間経っても痛みが残っている場合は、活性化MMS‐3滴を水で薄めずに刺された患部にすり込む。これを5分間隔で30分つづける。

2回目の活性化MMS-6適を飲んで後も、必要であれば活性化MMS-3滴をつづける。


柿渋による解毒

蛇毒もハチ毒にも柿渋が効くようです。
二酸化塩素は毒タンパク質の分解により無毒化するのに対し柿渋のタンニン酸は毒タンパク質を凝固させて無毒化します。
二酸化塩素は酸化によるタンパク質の分解であるのに対し、渋柿タンニン酸は還元によるタンパク質との結合です。
柿渋のタンニン酸は、MMS二酸化塩素と反対の作用で毒を無毒化するようなので、MMSとの併用はできないと思います。

毒たんぱく質は、高温で凝固し無毒化します。
蛇の毒を飲んでも、胃酸で毒たんぱく質は分解され無害なので、二酸化塩素による酸化分解は有効と思います。
蛇毒タンパク質が、血液や筋肉に作用するの阻止するために、直ちに二酸化塩素か、柿渋タンニン酸を患部に当てると良い。(二酸化塩素とタンニン酸の併用は相反関係なのでしない方が良い。)
二酸化塩素の場合は、飲むことにより血流にも入り、蛇毒たんぱく質を分解します。柿渋タンニン酸も飲めると思いますが、その方法やタンニン酸が血流に入るかどうかは分かりません。入ったとして、蛇毒たんぱく質を凝固させると血管が幾分つまるか不安です。

ハブ毒解毒

日本細菌学雑誌 20 (6), 1965ハブ毒とエラブウミヘビ毒の研究 ↗

加熱による毒作用の変化
ハブ毒は100°C, 10分の加熱でその致死作用と出血作用は全くなくなり,注射局所の筋融解作用を主体とする因子が残るのみである。著者らはこの因子を耐熱性筋融解因子19)とよんでいる。なおハブ毒は加熱により白濁し,白色紮状の沈澱を生ずる。ウミヘビ毒は可成り耐熱性である。15-17gのマウスの大腿筋肉内に50γ/0.1mlの濃度のエラブウミヘビ毒を注射した際,加熱時間に平行して,漸次死亡時間が遅延し,100°C, 20分でその致死作用が0になつた(表2)。

タンニン酸: 国産化学株式会社製の市販されているもの。使用に際し蒸溜水でそれぞれの濃度のタンニン酸溶液を作製した。各毒液: 両蛇毒の乾燥毒を使用に際し蒸溜水で溶解した。

タンニン酸はハブ毒と混和して注射した際,著明な致死の抑制阻止ならびに局所病変の軽減を示した。すなわち8.5%タンニン酸水溶液がハブ粗毒500γ/0.1mlの致死と局所の出血を阻止する。

タンニン酸のウミヘビ毒に対する致死阻止効果は著しいものであるが,毒注射直後切開タンニン酸水溶液での洗源の操作で一層顕著であり,50γ/0.1mlのウミヘビ毒のマウスに対する致死作用を阻止した。

タンニン酸についてマウスを用いて実験
マウスに対する最小致死量は前述の如く,ハブ毒はマウス筋肉内注射で125γ-150γにある。
エラブウミヘビ毒は6γ前後に最小致死量があり,この毒性はコブラ毒にまさるものである。

ハブ毒は循環不全による低酸素症として病理組織学的に把握される。
ウミヘビ毒は形態学的に決定的と思われる変化をみることが少ないのが通例である。
ハブ毒,エラブウミヘビ毒ともに100°Cの加熱でその生物学的毒性の低下がみられる。
ハブ毒は100°C, 10分の加熱により白濁絮状沈澱を生じ,致死作用と出血作用が全くなくなり,僅かに耐熱性筋融解因子を残すのみである。

Viperidae CrotalinaeのTrimeresurusに属するハブ以外にサキシマノいブ,ヒメハブとAghistrodonに属するマムシのそれぞれの毒は100°Cの加熱により,その出血作用が消失し,かつ致死作用もなくなり,粗毒に筋融解作用をもつハブやサキシマハブは加熱により耐熱性筋融解因子を残す。これ等の事柄は蛇毒の出血因子は易熱性であることを物語つていいるものと思われる。

エラブウミヘビ毒はノいブ毒と全くその組成が異なつている。
マウス等を用いた実験で形態学的に明らかな変化を残さず,呼吸麻痺を先行して,実験動物が變死することはエラブウミヘビ毒が広義の神経毒を主体とすることを考えさせるこの毒は加熱操作によつてもハブ毒と全く異なつた結果をあらわしている。
本実験で示すように50γ/0.1mlエラブウミヘビ毒は100°C, 5分,10分の加熱では依然として15g-17gのマウスを発死させる毒性を有し,100°C 20分ではじめて致死作用がなくなる。
一般に神経毒として知られているコブラ毒も100°C, 15分の加熱でその毒性の低下がないいことが報告されており,またJ. Careyらも海蛇に属するE. Schistosaの毒が熱に対して比較的強いことを記載している。
奄美大島に陸棲する神経毒をもつヒャン(Calliophis j. japonicus)がエラブウミヘビ毒と同様熱操作に比較的強い。
これらのことは蛇毒の神経毒はその強弱はあるが,一般に加熱操作に強いいことを示すものである。

タンニン酸の蛇毒に対する解毒効果は顕著である。
高濃度のタンニン酸水溶液はハブ毒およびエラブウミヘビ毒のマウスに対する最小致死量のほぼ3ないし4倍量の毒を試験管内混和で解毒する。
8.5%のタンニン酸水溶液0.1mlは試験管内混和によつてハブ毒500γの出血と致死作用を阻止する(大腿筋肉内注射による)。
さらに両蛇毒をマウス筋肉内に注射して直後に局所を切開し,高濃度のタンニン酸で充分洗瀞すると,ハブ毒の場合は局所の出血を阻止し,かつ500γ/0.1mlの致死を防いだ。
またエラブウミヘビ毒についても50・γ/0.1mlの致死を阻止した。毒蛇咬傷時その部を直ちに切開し,吸引するだけでなく斯様な比較的安易な,また水に溶け易いタンニン酸で洗源し,毒を凝固流出させることは応急処置剤としてすぐれているものと思われる。
とくに海蛇の咬傷のように充分な治療法がなく,症状の進行や予後の決定も速く,また咬傷自体が浅く,擦過傷程度の際には有効と思われる。
タンニン酸の毒作用阻止の機序としては,タンニン酸と蛇毒を試験管内で混和すると白色の紮状沈澱を生ずることで明らかなように,タンニン酸の蛋白凝固作用により毒蛋白が凝固し,注射組織内での毒の拡散吸収が阻害されることが考えられる。

しかし,蛇毒とタンニン酸の両者を混和して生じた沈澱を蒸溜水で洗滌すると,その沈澱には混和前と余り劣らない程度の毒作用がみられた。この結果は毒蛋白とタンニン酸との結び付きが比較的弱いいことを物語つている。またタンニン酸の蛇毒作用阻止の機序として毒蛋白との結合のみでないことを示唆するものと思われる。

タンニン酸は古くから外用に使用されている。火傷や炎症皮膚に外用すると傷面の有毒蛋白や組織蛋白を凝固し,生成した毒物の吸収を防ぎ,また傷面に表層性の蛋白の凝固膜(tannic acid protein membrane)を作り,感染と体液消失を防ぐのに効果がある。

本実験においても先に述べたようにタンニン酸水溶液単独を大腿筋肉内に注射した際,その局所筋肉の凝固融解,組織液の凝固,小型静脈内の血小板と線維素を主体とする閉塞性の血栓や壁在部分血栓の形成がみられた。このことはタンニン酸による毒蛋白の凝固によつて,その毒の吸収や拡散が抑えられること以外に,その毒を受入れる生体側の組織が余剰のタンニン酸によつて凝固し,また静脈内の血栓形成が起り,一層毒の拡散吸収を妨たげることを推測させる。

すなわちタンニン酸の蛇毒毒性抑制の機序としては,1)毒蛋白の凝固,2)注射局所組織の凝固-静脈血栓形成を含めて,の両者による毒拡散吸収の抑制が考えられる。

以上タンニン酸は海蛇毒,ハブ毒両者の毒蛋白すべてを凝固させ,その致死や局所病変を阻止する。ただタンニン酸自体が局所組織を小範囲ではあるが凝固破壊することは欠点といいわねばならない。

しかし咬傷直後にその部位を切開し,タンニン酸で洗源する手段をとればその欠点も最小限に止めることができるものと思われる。
また咬傷自体が海蛇の如く擦過傷の際は,その部位のタンニン酸での充分な洗滌で可成りの効果が期待できると思われる。
なおタンニン酸は比較的安易に水に溶け,粉末で携帯に便利であることも他の薬剤にみられない利点と思われる。

結論
ハブ毒に対しタンニン酸はその致死および局所出血作用を著るしく抑えた。8.5%のタンニン酸水溶液はマウスに対しハブ毒500γ/0.1mlの致死と局所出血作用を阻止した。局所組織は出血はなく,筋融解と小血管の血小板線維素血栓を示した。タンニン酸を混和して生ずる沈澱層には毒作用が現われ,致死と局所出血作用がみられた。

エラブウミヘビ毒はマウス(15g-17g)に対し,致死量の最低がほぼ6γ(筋肉内注射)にあり可成り耐熱性であり,neurotoxic factorが主体と考えられる。エラブウミヘビ毒の致死作用をタンニン酸は顕著に阻止する。8.5%,タンニン酸水溶液はマウス致死量の3ないし4倍までその致死を防ぎ,100γ/0.1mlの大量に対しても可成りの死期の延長をみとめる。タンニン酸を混和して生ずる沈澱層には致死作用が再び現われる。

両蛇毒に対するタンニン酸の効果はその蛋白凝固作用によるものと思われる。また局所組織蛋白との結び付きや,小血管の閉塞等も毒拡散吸収,さらには出血阻止の面から良い結果をもたらすものと考えられる。

柿渋(タンニン酸)サイエンス ↗

カキタンニンの特徴
鉄と強く結合して黒くなる。
還元力がある。(強い渋み)
多くのたんぱく質と強く結合する。
本来、無色透明。酸化されると褐変する。

柿渋を搾汁し、タンニン溶液(糖、有機物、アミノ酸を含む)をとり、
不要な糖、有機物、アミノ酸を微生物を使って取り除く(発酵)

柿渋は4種類のカテキン類の重合体
カテキンは強い抗酸化性をもつ。
キャロブ豆も同じ

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